2019年12月30日月曜日

懲りずに導入(年末セール)

午前中に色々と考えた末、第3&第4学芸員を連れて中野のハ●クラへ。
故「とらお」の後継者(レオパルドゲッコー)を迎えることとしました。

12月に生まれたばかりのマックススノーです。9,800円(税別)のところを7,800円とお得なお買い物! …といっても相場勘がないのでよくわかりません(笑) でも爬虫類は(両棲類と比較すると)上限がないようなところがあるのでまぁまぁ財布に優しい値段ではないか、と。

名前は帰宅してから学芸員たちが協議した結果、第4学芸員案の
「モンちゃん」
が採用となりました。いきなり広くなった新居にはまだ落ち着いてないようですが、とりあえずフタホシコオロギを食べたのでひと安心です。


ついでにフトアゴヒゲトカゲ「キロ」さんの餌に変化を!ということでデュビア(大)を導入してみましたが、悩んでおります。無理強いするものでもないのでとりあえず脱走できない皿に入れておくことにしました。

2019年12月28日土曜日

仲良きことは…

場所とお値段が許す限り2個体導入することにしています。
必ずしも繁殖を狙っているわけではなく(そもそも雌雄の区別がつかないことも多い)、
「1匹じゃ寂しかろう」
という人間の勝手ぽい理由に過ぎません。
といっても上手く行かないケースもあります。
・レッサーサイレン ケンカで敗者が死亡
・アシナシイモリ 皮膚病で一匹死亡
・スポットサラマンダー よくわからないけど一匹死亡
・トウキョウサンショウウオ 幼生のうちから奇形で一匹死亡
→いずれも一度チャンスを逃すとなかなか手に入らないので、仕方なく「独房」で暮らしてもらうことにしております。

しかし今年の新参組は割と上手くいっているようです。


ファイアサラマンダー(基亜種)。
名前は左が「ててちゃん」、右が「ててんちゃん」です。見分けるポイントはおでこに黄色の斑点があるか否かです。
この二匹は本当に仲が良くて水槽にスペースはあるのですがいつもピタッとくっついております。
餌食べはのんびり。ピンセットで顔の前に出すとおもむろに「パクッ。モグモグ」
…スピード感ゼロ。野生では一体何を食べているのか気になるところです。
(ナメクジくらいしか捕まえられないのではないか?)


マダガスカルヒルヤモリ。「雌雄ペア」と言われて購入したのですが、阿呆な館長にはどちらがどっちの性別なのかわかりません。一枚目の写真だとはっきりと色に違いが見られますが、これはカメレオン的な変色です。周囲の明るさに合わせて割とサッと色(明度)が変わるようです。ちなみに名前はまだつけておりません。
ケンカはしないのですが、餌を一匹やるともう一匹が猛然と横取りに来るのですぐに次の餌を投入しないといけないという緊張感があります。
水やゼリーも奪い合いをしていたのですが、二皿設置した結果、仲良く食べ分けることになりました。

とりあえず2019年を乗り越えそうな当館メンバーの名簿を記録を兼ねて以下に列挙しておきます。
【爬虫類】
・フトアゴヒゲトカゲ
・クサガメ
・マダガスカルヒルヤモリ×2
【両棲類】
・レッサーサイレン
・トウキョウサンショウウオ
・スポットサラマンダー
・ヌメアシナシイモリ
・オビタイガーサラマンダー
・ファイアサラマンダー×2
・アカハライモリ×4
【魚類】
・ホンドジョウ

10種16体でした。老衰とはいえ、レオパルドゲッコーを喪ってしまったのは何とも寂しい… ひょっとしたら懲りずに新しい個体(4匹目)を導入するかも…

2019年12月14日土曜日

お久しぶりの出張版。

第三学芸員(子供)のサークルに頼まれ、2年ぶりに作りました。








ここの常連さんなら楽々の問題ばかりですね。
「イースタンレッサーサイレンの肋条数の範囲を書け」とか幼生写真から成体を当てさせるなんて館長でも分からない問題を出したらそれこそ「大人気」ないというわけで。

参加賞として写真も用意しました。

ちなみに代々のクイズのタイトルはこんな↓かんじです。


元の名前を知らない人が多くて、パックリ別れました。
ウパさんたちは増えすぎて某店へ寄付することになりました。


カエル(特にヤドク)は餌の確保が大変で泣く泣く手放すことに。 
水族館全景は今も大して変わっておりません。

ちょっと社会科っぽいタイトルですが、なかみは
「それぞれの川でのガサガサ結果」というもの。
 
ネタ切れを起こして図鑑やWebを総動員した前回。
それにしても館長が子供の時とは恐竜の復元図は変わったなぁ。羽毛とか生えたし。

この「サークル」、某大学が主催しているものでかなり年季と伝統があったのですが、今年で最後になります。というわけで「とくべつ企画」も今回でおしまいですが機会があったらどこかでまたやってみたいと思ったりしております。



2019年11月29日金曜日

享年約7歳。

当館のヒョウモントカゲモドキ、「とらお」が亡くなりました。

成体になってから引き取って5年ほど一緒に暮らしていたので「約7歳」かと。
平均年齢は7〜10年とのことなので老衰と思いたいのですが、何か間違えてしまったのかもしれません。

元気な頃は際限なくエサを食べまくる健啖家でしたが、晩年はお気に入りのハニーワームも吐いて出してしまって… 枯れ木のように痩せてしまった姿はひたすら哀れでした。

遺影を撮って、処分することにします。
館長のそばでは命名者の第二学芸員(14歳)が静かに泣いていました。

2019年11月16日土曜日

10年目にしてようやく。

さっき「世代交代」とか言っていたのに今度は古参クラスのお話です。
タイガーサラマンダー、導入10年目
先日名前が付きました。
館長が早口で喋ったら、第1&第2学芸員(リアルJK&JC) には
「たけだそうま」
と聞こえたそうです。ツボに入りまくる二名。

ついでに記念撮影。全長25cmはありますね。相変わらず強烈なアピールです。
(このままにしているとカメラに噛み付いてくる)

これで名前のついたメンバーは以下の通りとなりました。
・キロ(フトアゴヒゲトカゲ) …館長(命名)
・とらお(ヒョウモントカゲモドキ) …第2学芸員
・モコちゃん(アシナシイモリ)…第3学芸員
・うなぎ(レッサーサイレン) …理事長
・長老(クサガメ) …第1学芸員
・ててちゃん&ててんちゃん(ファイアサラマンダー) …第2学芸員
・武田相馬(オビタイガーサラマンダー)
見事に統一性がありませんね。

「名無し」さんは以下の通りです。
・アカハライモリ×4
・マダガスカルヒルヤモリ×2
・トウキョウサンショウウオ
・スポットサラマンダー
・ホンドジョウ
「その気」になったときが命名のときです。

世代交代?

いよいよ当館の「とらお」(ヒョウモントカゲモドキ♂)がいけなくなって参りました。
もうなんというかガリガリです。餌はいっさい受け付けなくなりました。(水は飲む)
1日のうち3分の2は寝ていて、たまにこうしてヨロヨロと徘徊しています。
もう最期までつきあうしかない、と覚悟を決めていますが見ていて辛い…!

 一方で鼻息が荒いのが新参のマダガスカルヒルヤモリ×2。
最初の警戒心はどこに行ったのやら、今では露骨にカメラ目線を返してきます。

これで片方に餌を与えようもんなら大騒ぎ。ものすごくアグレッシブに奪い合いを展開します。
(だから短時間のうちに両方に給餌するテクニックが要求される)
…今度は半年そこらで突然死なんかしないでくれよな…

 こちらはアカハライモリ水槽 。そろそろ寿命? …いえそんな気配は全くありません。
お迎えが来てしまったのは「苔取り決死隊」ことイシマキガイ様御一行。
全員殉職してしまいました
(ひっくり返されてイモリの餌に)
おかげで壁は茶苔で一杯です。 …また投入しようかなぁ。(ある意味で世代交代)

ちなみに新参のファイアサラマンダー(基亜種)×2ですが、こちらも随分慣れてきて
ピンセットから餌を食べるようになりました。
一方、スポットサラマンダーは水苔に潜りきりで安否不明…
でも餌(コオロギ)は減っているので、なんだかんだ言って元気なようです。

2019年10月19日土曜日

ブログを続けるということ。

は〜。
又もや「日記」の筈が「月報」となってしまいました。
でもここだけではないんですよね、放置されたBlog。
最近はSNSに流れておられる方が多いようです。
小生と相互リンクされている方もずいぶんTwitterの方に流れてしまいました。
(小生もアカウントを持っていますがこちらも放置中)

報告したいようなイベント(ネタ)が見当たらなかったり。
逆に、凹むようなイベントが続いたり。
字数や映像数に制限がないから逆に書くのが億劫になってしまうんですよね…

ただいまヤモリで凹んでいるところです。

1.ヒルヤモリ突然死
今年迎えた個体の中で一番頑丈だと思っていたマダガスカルヒルヤモリが急死してしまいました(導入5ヶ月)。いきなり色がドス黒くなってきたと思ったら翌日に頓死。
2日前まではこんな↓元気にエサを食べていたのですが…
ショップ(購入した店ではない)の店員さんと詳しく相談したのですが、
「う〜ん、サイズや死に方からして老衰の可能性がありますね」
→えぇ〜っ、そんなに突然老衰するもんなんですか?
「結構いきなり死ぬもんですよ」
→そ、そうなんですか…

もしくは餌の消化不良。ジャイアントミールワームを与えたのが拙かったかも。
(フトアゴヒゲトカゲがバリバリ食べてくれるので、つい)

2.ヒョウモントカゲモドキ@老衰中
成体で迎えて4年と10ヶ月にして、そろそろお迎えがきたらしいヒョウモントカゲモドキ♂「とらお」
導入時はコオロギをバクバク食べてよく太っていましたが最近は…
・すっかり食が細くなった
・いつもうたた寝している
・食べようとしても咀嚼力が弱くなって餌をよく落とす
・体が固くなって脱皮が上手くできなくなった
・せっかく食べた餌を吐き出した ←NEW!
その結果、こんな↓に細くなって…
これまで二匹ほど看取ってきた経験からいって、そろそろ寿命なのでしょう。
ショップの店員さんもそう仰っていました。

3.懲りない館長
住人が居なくなったヒルヤモリ水槽に二匹の若いカップルを再導入しました。店員さん曰く、
「老衰の心配 だ け は(当面)ありません!」
「幼体のときから二匹で飼っているのでケンカはしません」
…死なせたら100%館長の責任ですね。

ショップでは配合飼料と水を与えていたとのことなので、当館で定番のコオロギに餌付くかどうか不安でしたが、何の抵抗もなくピンセットから直食べしてくれました。
水槽の底と中段に餌容器を設置し、水とゼリーを置いておいたところ、どちらも気に入ってくれた様子。 …ひと安心。



…ヒョウモントカゲモドキは弱り方があまりにも痛々しいので、当分はもう勘弁ですね。
「その日」を迎えたら空いたスペースにはアシナシトカゲでも導入しようかと考え中です。

2019年9月3日火曜日

頑丈サンショウウオ

(東)日本でオーソドックスな有尾類といえばアカハライモリとトウキョウサンショウウオでしょう。尤も、最近は里山の荒廃などで数が減ってきているようですが…
餌ごと水の中に放り込んでおけば何とかなるアカハライモリは別格として、意外にもトウキョウサンショウウオもなかなか頑丈だったりします。

1.場所をとらない
これは陸棲有尾類のほぼ全部に言えることかもしれませんが、体長×体長×(体長×2)のケースを用意しておけばオーケーです。餌のとき以外は殆ど動かないので。バスキングライトとか色々用意・設置しなければならない爬虫類に比べて断然楽です。

今使用しているプラケースです。もともとはカブトムシを買ったらオマケに付いてきたもの。しかし水漏れしないし、空気穴はコバエを通さない小ささなのでなかなかのすぐれ物といえるでしょう。サイズは10×10×20センチ。
ワインセラーにもらくらく入るので、夏の保冷はバッチリです。
ちなみにサンショウウオの大きさは…と、iPhoneの標準搭載アプリに「計測」というのがあるのを思い出したので早速使ってみました。
ちょっと曲がっていますが全長は約7cm。もう少し伸びてくれそうな予感がします。

2.貪欲
ついにコオロギデビューを果たしました。ワラジムシに次ぐ、管理が楽な生き餌であり栄養度も高いので館長は大助かりです。


ペロリと二匹を平らげてもまだねだってくる神経の太さ(笑)。
殆どタイガーサラマンダーに並ぶ図々しさ…いやベタ馴れ具合です。
これでレプトミンも食べてくれれば万々歳なのですが、上手く咥えることができず(口のサイズに対して太すぎる? …飛びかかっては来ますが)、こちらは暫く宿題としておこうと思います。この後、カルシウム補給のためワラジムシをあげておきました。

実は子供の頃にカスミ?サンショウウオを飼っていることがあるのですが、イモリほど長生きしませんでした。今考えれば池は深いわ夏に室温で飼うわで環境が悪すぎたわけですが、それ以来抱いていた「国産サンショウウオは繊細」という先入観が本種の飼育で吹っ飛びました。特に幼生~変態期に本気で向き合うと成体になった時にこちらの期待以上の頑丈さを発揮するようです。よかったよかった。

現在の当館の陸棲有尾類の二枚看板はトウキョウサンショウウオとタイガーサラマンダーですね。後者が来客に「お間抜けーw」「デカい!」と言われるのに対してこちらは「可愛いー★!「こっち向いたー☆」ですからかなり得なポジションにおります。


そして三枚目に持っていきたいのがファイアサラマンダーのペア(性別不明)。
ところが最近コオロギを食べないんですよね…
まぁ二匹ともプリップリに太っているし糞もしていないので暫く様子見です。
 気むずかしげな顔の模様の一方で動きがモサモサしているところが何とも愛嬌があります。色も派手だし、ぜひここは(ダイエット終了後は)タイガーサラマンダーとトウキョウサンショウウオ並みのベタ馴れに持っていきたいところです。
スポットサラマンダーは相変わらず水苔に潜ってしまい、現在生きていることしかわかりません。コオロギを放っておくと減っているのでどこかで食べているようですが…

まあいきなり餓死するようなヤワな種類ではありませんから気長に見ていこうかと思っております。

最後に「どぉして俺が写っていないんだー!」byタイガーサラマンダーさん
→本日はすでにシェルターでお休みしており、起こすと餌ねだりで面倒臭いことになるので(笑)

2019年8月26日月曜日

いろいろとメンテ

1,ヒルヤモリにゼリー補給
主食はコオロギですが、こちらもかなり気に入っている様子。
 水気がなくなりペチャンコになるまで舐め回します。

2.トウキョウサンショウウオ、ミズゴケ交換
 ふと気づいたら、上陸以来(1年3ヶ月ほど)ずっと同じミズゴケでした。
 衛生的にアレかと思い、交換。
 仮住まい中でも餌(ワラジムシ)を食べる神経の太さ 
  …スポットサラマンダーも見習って欲しい。 
 
 3.コケ取り決死隊、導入

コケ取り名人、イシマキガイです。
 イモリとサイレンの水槽壁がかなり覆われてきたので改めて入れました。
 今度は「殉職」までどれだけ保つことやら?
 (下の写真のサイレンは何だかロックオンしたようで)

4.「とらお」、コオロギを食べる。
サイズを一回り小さいのにしたらよく食べました。
 加齢で、咀嚼力が弱まっているのかしらん。
 一通り食した後、水皿をペチャペチャ舐めて満足そうな顔をしていました。

2019年8月16日金曜日

訃報相次ぐ

「次回は昆虫でも書くか」と宣言していましたが、
その昆虫自体が亡くなってしまいました(´Д`)
第4学芸員(長男、5歳)が「じぶんでめんどうみるー!」と宣言したので任せておいたらあっさり死亡。おそらくは水分不足です。(腐葉土カサカサ)
去年クワガタを3ヶ月ほど一人で管理できていたので餌(ゼリー)さえ確保しておいたら大丈夫だと思ったんだがなぁ…
理事長(妻)によると館長(小生)にも管理責任有リニ附キ免責ニ非ラズ、だそうで…

あと古参の清掃員@アカハライモリ水槽担当=イシマキガイがついに殉職されてしまいました。
 壮絶な現場写真。ひっくり返されて中身を吸われております。一緒に写っているのが犯人とは限りませんが(他にイモリ3匹+ドジョウがいるので)、重要参考人には違いないので折を見て証言をとろうと思っております。

 さらに残念なことにスポットサラマンダーが1匹お亡くなりに。
導入2ヶ月と3週間。久々の立ち上げ失敗です。遺体の腹回りは十分にあったので、与えたミミズが大きすぎて消化不良を起こしたのかもしれません。
一方、コオロギを食べた同僚は元気です。ストレスに弱いらしいので要注意です。
なお、同時期に呼び込んだヒルヤモリファイアサラマンダーは元気で餌食いもいいです。ヒルヤモリにいたっては元気すぎて先日脱走→館内鬼ごっこ大会となり大変でした。

今心配なのがヒョウモントカゲモドキ「とらお」(第2学芸員命名)です。
最近餌も食べずに寝てばっかりいて(前にも書きましたが)まさに老猫のようです。
やはりお迎えが近いのでしょうか?それとも単なる夏バテか…?
(水分補給は右側の水皿で十分にしているのですが)

今年は誰も死なせないと、秘めていた目標があっさり破られてしまい非常に残念です。
暑さ対策はちゃんとしていたので余計に無念な思いが…