2019年5月27日月曜日

トカゲ日和

当館にはトカゲが三匹います。
どれも個性があるので眺めてきて飽きが来ません。
今年は5月なのにムチャクチャ暑くて、日中は30℃超えしているはずなのですが、いずれも低緯度の砂漠か熱帯雨林の出身のせいか全く参っておりません。いや、むしろノリがよかったりします。

1.フトアゴヒゲトカゲ「キロ」
 おなじみの古参です。某ハチクラから迎えて8年目くらい。後記する「生体販売証明書」を何処にやったか忘れてしまったので「くらい」です。
 ケージを覗き込む館長の顔を認識した時点で「餌タイム」に突入します。
 (無視すると、延々と壁をトントン叩くのでうるさい)

 で、目の前にコオロギの水槽を置くとこの通り身をせり出してみます。
 「よぉオヤジ、何かいいのは入っているかい?」…立ち飲み屋ですな。

 身は乗り出すが決して外には出ない。手づから与えても間違えて噛んだりしてこない…
 一見ワイルドなように見えて実は紳士だったりします。

2.ヒョウモントカゲモドキ「トラオ」
 こちらも某ハチクラ出身。例によって6年め「くらい」です。
 マイペース、というか気分屋。エサ(これまたコオロギ)を突き出してもその気のない時は決して食べません。舌舐めずりは「今日はいらない」のサイン。逆にその気になると大丈夫か!というくらいに食べます。目の形といい殆どネコです。
 蓋を開けたらいきなりカメラ目線になったでござる、の巻。
 どうでもいいけど、ウ●コも一緒に写ってますよー

3.マダガスカルヒルヤモリ(名前未定)
 これはつい先日の東京レプタイルズワールドから連れてきた奴です。
 この種は初めてなので試行錯誤しまくりながら飼ってますが最近になってようやく環境に「慣れてきた」ようです。
 昨日ホムセンで買ったポトスの鉢植えを入れて、霧吹きをかけたら…美味しそうにナメナメしてくれました!


 移動に奥行きがあった方がよいと思い、当初流木を入れてみたのですが興味を示さず。
 ところがポトスになるととたんに「食いつき」がよくなりました。
 色も合っていて眼福です。
 (ゴメンな、喉が乾いていたんだね…)

 喉が潤ったら腹が減ったのか、コオロギを二体捕食。
とりあえず拒食という最悪のシナリオは回避できた模様です。良かった良かった。

ところでご存知の方は「何を今さら」な話ですが、爬虫類を購入する際には「生体販売証明書」に住所と氏名を記入しないといけません。数年前に改正or改悪された動物愛護法の関係で対面販売と署名が義務付けられたのですが、小売店としては通販ができなくなってかなりの打撃を受けたと聞きます。
訳が分からないのが、同法の範囲が哺乳類・鳥類・爬虫類に限定されていること。両棲類ならどんな珍種であってもワシントン条約に引っかからない限り通販でOKです。…というか、なぜ変温動物(通販には向いている)の爬虫類を対称にしたのか…
今回紹介した三匹とも購入時には署名をしました。まぁ購入記念と思っておけばよいかな、と…って無くしていたら何にもならないぞ>館長

で、新参のヒルヤモリについては無くさないようにしっかりファイルをしておきました。
その一部が、これ↓です。
「マダヒル」ってなんだ…
忙しいからって手を抜きすぎじゃないですか、レ●プフォレストさん?
名前は絶対に別のを付けてやるからな。

2019年5月19日日曜日

長老の転居

我が家は2010年に兵庫県西宮市から現在の武蔵野市に引っ越してきたのですが、それ以前から結構な数のペットを飼っておりました。
(新幹線で手荷物として運んだが重かったのなんの)
…あれから10年目、ずいぶんメンバーは入れ替わってしまいましたが(寿命を全うしたり全うし損ねたりで)、未だに元気なのが3つほどいます。それは…
・アカハライモリ(六甲山で捕獲)
・ホンドジョウ(イモリと同居。掃除係として購入)
・クサガメ(購入)
です。で、一番最初に購入したのがクサガメなので、従業員たちからは「長老」と呼ばれています。


 「長老」の御尊顔。

くる病予防策として紫外線ライトをあてており、餌食いもよく概ね健康なのですが、甲長は6〜7cmのまま。全然大きくなりません。詳しい人によると「日光に当てるとびっくりするくらい成長する」とのことなので今年はベランダに置いてみようかと。

…と、その前にぼろぼろになった住処(衣装ケース)をなんとかしないといけません。
思わぬところからライトの効果が出てきてしまいました。光が強くあたっていたところが指で簡単にほじくれるほどにもろくなっています。

放っておくと溢水事故が起こりかねないので、本日急いで某爬虫類倶楽部まで第四学芸員と一緒に行って新居を用意することに。
 引越し中、何だか落ち着かない長老。

今度は手抜き?はせずに専用の水槽を買ってきたのでボロくなることはなさそうです。
上にあるのは乗るための浮島なのですが、何度乗ろうとしてもひっくり返って島ごとボチャーン。…重くはなっているようですね。

2019年5月18日土曜日

池袋サンシャインシティ遠征(第2回)

第1回遠征からほぼまる1年、第4学芸員(男性、5歳)と再び行って参りました、「東京レプタイルズワールド」(於:池袋サンシャインシティ)。
今回の目標は
・前回食べ損ねたワニの前脚の唐揚げを食べる
・何か連れて帰ってくる(理事長の事前了解ナシ)
の2つであります。

10:00開場に遅れること約1時間で到着したら入場待ちの人の列が…!
軽く100mは超えています。やばい、もうみんな喰われていたらどうしよう<ワニ
会場の中(撮影禁止)は人人人、でごった返しておりましたが、皆さん順番をきちんと守っているので混乱は起きていませんでした。爬虫類・両棲類愛好家はモラルが高いのですよ、とちょっと偉そうな気分になります。店員さんのタトゥー率は高かったですが。

で、ワニ。
間に合ったー!ヽ( ´∀`)ノ
上はタコ焼きならぬワニ焼き、下は待望の前脚の唐揚げです。

前脚部分をさらに拡大。一体どういうプロセスで食材にされたのでしょうか?
味は去年食べた「ワニ焼き」から想像していたとおり、鶏を淡白にしたような感じです。
というか(揚げている油が良いのか)●ンタッキー×ライドチキンよりよほど美味いです。

骨以外は全て美味しくいただきました。「ワニ焼き」は第四学芸員が喜んで食べておりました。

で、何を連れて帰るかかなり迷ったのですが、
・値段がそこそこ安い(設備も含め)
・ある程度活動的(ジーッとされていても困るので)
・エサが特殊ではない
を考慮した結果…
マダガスカルヒルヤモリ、となりました。
ファイアサラマンダーの赤変種とかなり迷ったのですが、決め手は値段でした。
ヒルヤモリと設備とフルセット<ファイアサラマンダー(差額は3万円以上!)だったので。


で、帰宅して早々にセッティング。横のエアポンプは斜め右下のサイレン用の水槽なので関係ないです。(そういえばグレーターサイレンも売られていましたが、水槽のサイズが恐ろしいことになるので即見送りました)
そして、仮住まい(ミニ水槽)から掴みだして、ケージに入れようとしたら…猛スピードで脱走しようとしました。六畳一間で3分ほど大騒ぎして(無理すると尻尾を自切される恐れがあるのでどうしてもマイルドに掴もうとしてしまう→指の間からすり抜けるの繰り返し、でも噛み付いてはこなかった)、漸く押し込むことに成功しました。
養殖個体(CB)だそうですが、野生を失っていません。活動性は「ある程度」ほどではありませんでした。
この辺り、同じヤモリ科でもまるでネコのようなヒョウモントカゲモドキとはえらい違いです。哺乳類で例えたら何になるのでしょうかね? 
しかし一度ケージに入れたらあっという間に馴染んでしまい、コオロギ3匹を平らげ、爬虫類用ゼリーを舐めておりました。んー、なんだろう?イタチ辺りかな…?

ヒルヤモリ、の名の通り昼行性なので目はいわゆる「ネコ目」ではありません。この黒々とした目や、背中の赤い模様にそこそこ人気があるようですが、お値段はヒョウモントカゲモドキの半分以下。爬虫類の相場ってどういう風にして決まっているのか大変興味があります。(アオジタトカゲとかは平気で7ケタ行きますし…)

というわけで、トウキョウサンショウウオ以来の1年ぶりの新メンバーの紹介でした。
(まだ理事長は帰宅しておりません。どんな反応をすることやら… 第1&2学芸員は「かわいー!」と歓迎してくれました)


2019年5月13日月曜日

超絶ブラック職場(追悼:イシマキガイ)

そういや最近レッサーサイレンの写真を撮ってないなぁと思って何枚かカシャカシャしてみました。で、写ったものを見ていたら…




コケ取り要員のイシマキガイさん達が片っ端から食われておりました。
鼻先で転がして(イシマキガイは自力では戻れない)中身をチュルチュル…
10匹投入してから1年半が経ち、現在生存中の職員は二匹。
「メンタルやられる」とか「ハラスメントがひどい」とかじゃなくて、
「油断すると食われる」そして「生存率2割」
ごめんなさいね悪魔のような館長で。
というかサイレンの食欲が半端ないし、そもそも結構凶暴だったりするのです。眼の前に餌をぶら下げると何かと確認する前に突っ込んで来るし、口の先端がクチバシ並に硬くて、うっかり噛まれるとペンチでつねられるくらいに痛いし。
※対称的に慎重すぎるのがヒョウモントカゲモドキの「とらお」。コオロギが好物なのだが、何度か眺めなおして何かしら納得しないと絶対食べようとしない。お陰でサイレンの数倍の時間がかかる。

そんな文字通りブラックホールな環境の中、もくもくと残ったコケを掃除するイシマキガイさん達には頭が下がる思いです。がんばって!全滅したらまた十匹投入するから!(←何気に酷いこと言っている館長)
あと、つくづく「グレーター」を選ばなくて良かったなぁとも思っております。あっちは成長すると長さは1m、大人の腕ぐらいの太さがありますからね(名古屋の東山動物園で確認)。やる餌の選定にも困るし、油断したらこちらの指まで持ってかれかねません。ブラックな目に会うのは職員だけで沢山です(←動物相手とはいえ完全に労基法違反な館長)