2020年12月19日土曜日

イモリウム完成 …あれ?

 
 先週の土日に器具を買い揃え、イモリウムを改築しました。
 前のやつのデザインは気に入っていましたが、やはり濾材と底砂がないと…
 毎日水換えしていたらイモリのメンタルでも参ってしまうでしょうし。

早速浮島を利用してもらえました。むしろ陸地好みのシリケンとは逆に基本的には水中にいますが一応陸地も確保しておきました。

水草を足場に気持ちよさそうに泳いでいるところ。

下を見ると …ん?、何かいますね(白々しい)

器具を買いに言ったホームセンターで一匹300円で売られていたアフリカツメガエルを40年ぶりくらいに飼うことにしました。デカくなったりイモリが卵を産んだりしたら別水槽に転居される予定ですが、今のところトラブルなく仲良く同居しております。

ここの管理人は両棲類大好きなのにカエルは飼わないようです」と紹介されたこともありましたが、嫌いなわけではありません。むしろ大好きです。これまで当館に迎えたカエルとその思ひ出をリストアップしてみます。

・アカガエル …オタマから成体になるまで飼っていたが、ジャンプ力が仇になり、水槽の内壁に激突して死亡。
・ツチガエル …同様に激突死。アカガエル科を飼うのを諦めることにしました。
・シュレーゲルアオガエル …あまりに動かない(餌は食べる)のでショップに無償で返品。
・アズマヒキガエル …餌付けした後に第二学芸員(当時小5)に寄送したら、悪ガキにいじられまくって頓死。第二学芸員激怒。
・キオビヤドクガエル …跳ねない・壁に貼りつかない・活発と良いところづくめだと思っていたら…口が小さくて餌(翅なしショウジョウバエ)の確保が異常に面倒だったのでショップに無償で返品。

ヤドクガエルには未練がありますが、ショップでオモチャを買って我慢することにしました。













2020年12月12日土曜日

やっぱりアカハラ

 今年は水質悪化/変化でたくさんの水中メンバーを死なせてしまった年になってしまいましたが、やはりいないと寂しいのでタフでお値打ちなアカハライモリを再度迎え入れることにしました。


以前とは異なり個体の見分けが比較的容易です。
あと、「男子寮」ではなくなりました。
メス壱号。まだ若いようでかなりスリムですが食欲は旺盛です。

メス弐号。こちらはデップリしております。(持ち腹ではなさそう)

そしてオス。お尻の周りがモッコリしているので一目瞭然です。

とりあえずの仮住まいということでベアタンク・エアーなしで水槽を組んでみました。
シェルターが(私見では)クールで、無機質なところに流行りの「イモリウム」と違った趣が…

と書こうと思いつつ1週間経過を見ていたら1日おきに水が濁るのでこまめな換水が必要で結構面倒くさかったです。(放ったらかしていたら自家中毒で死ぬのでNG)
やはり、エアーと底砂は必要ですね…

ここで年を越してくれそうなメンバーを紹介してみます。
・アカハライモリ×3
・多摩川の支流でガサガサした川魚×2&ヨシノボリ多数
・コータオヌメアシナシイモリ
・ヴィクトリアアシナシイモリ
・フトアゴヒゲトカゲ
・マダガスカルヒルヤモリ×2
・オビタイガーサラマンダー
・キンギョ(紅葉福ダルマ)
・ヒブナ
・ドジョウ(アルビノ×3とホンドジョウ)
・クサガメ
・ヒョウモントカゲモドキ
・ヌマエビ多数
トップのメンバー写真と随分入れ替わりましたね…
来年はトップ画像を変えておかないと。


2020年10月11日日曜日

相模原遠征

数年ぶりに行ってきました「相模原ふれあい科学館」こと旧「相模原水生物園」。
ついてきたのは第3&第4学芸員です。


常設展示物だけでも十分楽しいところですが、今回の特設展は「くっつく生き物」。
館長なんかはこんな↓写真だけでもゾワゾワくるのですが、苦手な人には地獄ですね(笑)
うちの近所でもときどき見かけるヤモリさん。奈良時代の頃にやってきた外来種らしいですが、本展では特に説明はありませんでした。

で、これはカエル好きなら避けて通れないイエアメガルさん(オセアニア産)。なかなか豪快な鳴きっぷりと聞きますがちょっと興味があります。

そして安定のアズマヒキガエル…と思ったら絶滅危惧種に分類されているそうです。
幼成体があれだけ小さいとそれだけリスクにさらされていると言うわけでしょうか。

トウキョウダルマガエル。最近東海地方の個体群と完全に種が分かれたとか。
ずーっとトノサマガエルだと思っていたところに第2弾。ちょっと驚きました。

そしていよいよ有尾類。アカハライモリさんです!上のトウキョウダルマガエルと共生しておりました。ちくしょー、いつか迎えてやるからな!!(本格的なイモリウムを計画中)

そしてサンショウウオなわけですが、地元種のハコネではなくてヒダサンショウウオ。
確か前はハコネがいた筈なんですが、流水種は飼育が難しいのでしょうか。
どうでも良いけれど館長と理事長の結婚式で主賓を努めてくださった(元)上司は飛騨高山のご出身でした。

そしてこれは紛う方なき地元種のトウキョウサンショウウオ!うちのより一回り大きいです。
…ということは、うちのもまだ育つ余地があるのか…(というわけで餌コオロギを放り込んでおきました)

で、最後に明らかに地元産ではない(東日本にはいない)オオサンショウウオさん。たしか以前聞いた限りでは2000年頃の当館大改装よりも遥か前からいる最古参だとか。もう30歳は越しているそうです。いいなぁ…特別天然記念物なので飼うわけにはいかないのですが(飼えるスペースもない)

ということで、有尾類を満喫しまくって士気を改めた館長であります。
ベースは田砂で上部はコケ類のアクアリウムで迎えるか…等々、危険な野心でパンパンになっております。待ってろよー!>アカハラ


負けるものか

サイレンが急死しました。

急に妙なゲップを連発し、食べた餌を吐き出したと思ったら3時間で死亡…

ベアタンクにしたのがまずかったのか?それにしても10年以上付き合ってくれた「同志」だけにショックは大きく…。

夏の大量死に続いて、コレ。

爬虫類&ワインセーラー組は概ね頑張っているのに…

このまま我慢を続けようとしても気は落ち込むばかりです。

だからといって「両棲類のペットロスで鬱になったから向精神薬をください」というリクエストに応じてくれる心療内科もいないだろうし…

ということで新しく迎えました。

今、市場にサイレンは出回っていないのでおなじニョロニョロ系というわけで、


ヴィクトリアアシナシイモモリ!水棲のは脱走して即死、という経験もありとことん凝りたので今度は地中棲をゲット!!お迎え早々、勃起、いや屹立しています!
もーアシナシは『モコちゃん』(ヌメアシイモリ)がいるじゃん!」と理事長および上級学芸員(ダブル受験生)の抗議に対しては、
「いや、『モコちゃん』は東南アジア出身だが、今度のはアフリカ原産なのだ」
と我ながら訳の分からん理屈で対応。餌(コオロギ)食いもよく、「モコちゃん」並みに懐いてくれることを期待しているものです。

ちょっとスペースの確保が出来ていないのだがアカハライモリも今後迎えるつもり。
館長は懲りません。

2020年9月18日金曜日

夏をショートカット!

 …ではなくて、単なるサボりですね。すいません。

題材はいろいろあったのですが訃報が多くて凹み気味でした。

アカハライモリ×3

マダライモリ×2

ファイアサラマンダー×1

イモリ科に意趣遺恨があるのではないかと言うぐらいに死なせてしまいました。どうも今年の夏の室温(館長不在中)はキツすぎたようです。そういやコロナ騒ぎでテレワークが職場のデフォルトになってしまい、館内で仕事をする日が多かったのですがクーラーつけていないとやってられなかったもんなぁ…
(低緯度地帯原産の爬虫類たちは憎たらしいほど全員元気)

でも明るい話題もありました。

8月の夏休みに八王子の「浅川」(多摩川の支流)で「ガサガサ」。
(第3&4学芸員と。第1&2学芸員は受験でそれどころではない)
「しかしこの暑さじゃ一月保つかな…」と思っていたら、保ちました。相変わらずフラッシュの使い方が下手な館長です。

手前で泳いでいる小魚ですが、最初は何だか分からないほど小さかったのが急成長しました。
どうやらオイカワかウグイのようです。


そして壁面に張り付いていたのがヨシノボリ。


あとガサガサの定番のヌマエビ。ちなみアナカリスや底石も現地調達です。
シマドジョウもいました。最初の写真の左下をご参照ください。

浅川はその名の通り浅瀬がいっぱいあるような川なので、真夏&真昼の太陽で照らされた浅瀬の水温は結構凄いことになっています。そういうところで強かに生き抜いている魚やエビ達は館長が想像する以上にタフなのでしょう(でも、油断は禁物…)。

ちなみ本日、レッサーサイレンの水槽をフルリセットし、思い切ってベアタンクにしてみました。明らかに落ち着いていないサイレン、「うなぎ」(理事長命名)。文字通り両手をジタバタとさせています。
理由は、正体不明の青苔が大繁殖してしまったため。
苔と書いたけれどカビの一種かもしれません。なにせイシマキガイを投入しても全く減らなかったので。(そしてサイレンに食べられる気の毒なイシマキガイ)



水がクリアになったお陰で写真は撮りやすくなりましたが、これが吉と出るか凶と出るかはまだ分かりません。とりあえず餌(乾燥イトミミズのブロック)を与えたらパクついてくれましたが… どうなることやら。

最後に主なきアカハライモリ水槽のその後。
なんと、清掃係のホンドジョウは元気。こいつは確か、長征(12年前の西宮からの引越し)に付き合った最古参メンバーです。(あと生存しているのはクサガメだけ)

あと、餌兼掃除係のヌマエビたちがほぼ全員生存していました。
どうやらイモリの嗜好には合わなかったようで。(サイレン水槽では全滅)

ちょっと寂しくなりましたが、この水槽はこのままにしておいて、近所の「野川」のガサガサで採れたニューカマーの仮住まいにしようと思っています。


2020年5月27日水曜日

昼屋守御家騒動記

ペアで飼っていたマダガスカルヒルヤモリが産卵していました!
一体いつ、致していたのやら…

壁にペタリとひとつ、床にコロリとひとつ、計2個産んでいました。

元の場所に戻しておいたら…

何と、親に食べられてしまいました!

床の方のを親が咥えているのを見つけてあわてて、追っ払いましたが、思いっきり歯型が付いていて中の黄身が丸見えです。どう見ても手遅れです。本当に有難うござい(ry

で、もう一つの「壁の方」が心配になったのですが、ガッチリ貼り付いており、無理に剥がすと二の舞になるかな?と思ってそのままにしておいたら…

こっちも食われてしまいました。

何なんだお前ら、普段は生き餌しか食べないのによりによって自分の産んだ(産ませた)卵はOKなのかよ… 堂々とした目線でこっち見んな!>バカ親
ヒルヤモリの非情さを舐めていた館長の責任は否定できませんが、ウパですらしなかったエクストリーム共食いには落胆を通り越して呆然としております。一日おきにLサイズのフタホシコオロギをあげているのに(毎日だと食べない)、何だよお前ら…orz

この度の暴挙には理事長(カミさん)、学芸員たち(子供)も呆気にとられておりまして、悲しむヒマさえ与えられていないようでした。

で、まだかなり若いんですよね…このペア。
来年の今頃また産んだら隔離させないと。

2020年4月25日土曜日

その後の魚水槽

結局最初の三匹(和金×2、琉金×1)は全滅させてしまいました。
本当にごめんなさい(´・ω・`)

でも懲りずにセッティング(試行錯誤)を繰り返した結果、「何とか」水が安定した状態を作り出すことができました。
底砂をサイレンに使っていたものを転用し、エビやドジョウを入れたことで餌の食べ残しが腐るということは無くなったようです。

4月9日の導入だというのに「古株」になってしまったヒブナ
最初は金魚につっかかるので、エビ水槽に「追放」したつもりがこちらの方が良い環境だったようで…

で、その食べ残しを処分してくれるお掃除係ことアルビノドジョウ
アルビノにしたのはヒブナとの色合わせです。


そしてドジョウを強力にサポートしてくれるのがヌマエビカワニナ

で、懲りずに金魚も新たに導入。品種名は「紅葉福ダルマ」。
最初は前の金魚水槽に入れていたのですが水の濁りが消えず、そのうち弱りだしていたのでイモリ水槽(水は安定)に避難させたのですが、イモリにチョッカイ出されてメンタルをやられた結果拒食になってしまったので最終手段でこのヒブナの水槽に同居させた次第です。
勿論ヒブナの襲撃が懸念されたのですが、入れてみたらそんなことはなく、食欲も回復してきました。今度こそ長生きしてくれよ〜 by金魚飼育が致命的に下手な館長より、

2020年3月29日日曜日

エサ紹介

コロナ騒ぎのお陰でじっくりと世話をすることができる…
(水換えのしすぎで琉金を死なせてしまったりもしたがorz)
テレワーク中に●●を●●したり…ゲフンゲフン、ちゃんと仕事しておりますよ!
何種類か飼っていると、餌もおのずから多様になります。
というわけで今回は餌の紹介〜

1.フタホシコオロギ
イエコオロギよりも一回り大きいので口が小さい捕食者には不適
 →というハードルさえクリアできれば実に素晴らしい餌です。
 ・動きが鈍い
 ・絶食に(やや)強い
 ・抵抗してこない
 そんな訳で当館のやや大きめで生き餌志向の強い個体には好評です。

フトアゴヒゲトカゲ(キロ)「ジャイアントワームとならんで僕の主食ですね。食感が柔らかいところが特に好みです。え、君のサイズ(全長40cm)なら野菜の方がだって?…いやぁ、僕に限って肉食志向が強くて…」

 マダガスカルヒルヤモリ(名無し、上が♀で下が♂)「いちばん好みの餌です。動きがとろくて捕獲しやすいところが Good!」



ヒョウモントカゲモドキ(モンちゃん)「育ち盛りなんで毎朝2匹食べています。カルシウムもまぶしてくれているので背はぐんぐん伸び視力も回復しました!(←ウソ)」


タイガーサラマンダー(武田相馬)「別に育ち盛りではないんですが、腹がへるので一日置きに二匹ずつ食べています。…ちょっと食い過ぎたかな。成人病健診でも受けに行くか…」


ファイアサラマンダー(左:ててちゃん、右:ててんちゃん)「快食快便です。え、『なんだその腹回りは』ですって、?仕方ないでしょ水槽が狭くて運動不足気味なんだから!」


2.ウーパールーパーの主食&乾燥イトミミズ
どちらも栄養価の高いスグレモノ。生き餌志向があまりない以下の似た者同士(遺伝学的には遠縁だそうですが)に特に好まれています。

レッサーサイレン(名無し)「どっちかというとイトミミズのほうが好きですが、僕は目が悪いんで平均3分ほど格闘してから漸く食べられています(笑)」


ウパ(アルビノ、ピンちゃん)「どちらも大好きです。毎日いただいているおり、目指すはタイガーサラマンダーさんのサイズです!」

アカハライモリ(名無し)「館長が面倒臭がるので固形餌の方がメインですね。食べ残し?基本しませんし。しても同居しているドジョウが綺麗に掃除してくれます」

3.カメのエサ
有尾飼育のプロフェッショナルな方々はこれだけで(陸生)イモリを満足させてしまうそうですが、 当館はそこまで至っておりません。

 
クサガメ(長老):「カメプロスを愛用しています。あと、時々脱走コオロギも放り込んでもらっていますね。さらには、館長が食べ残したおつまみも少々…」

マダライモリ(名無し):「もともとワラジムシやコオロギの小さな幼虫をいただいていたのですが、こちらのほうが食べやすくて…最初に食べた時の館長のガッツポーズが忘れられません。一日置きに二個ずつ食べています。」

ヌメアシナシイモリ(モコちゃん):「日頃は潜ってますが、湿らせたレプトミンが好物なので置いてもらえればこの通り大胆に地上にも出てきます。これで『無足類』マスターと誤認した館長がカワアシナシイモリに挑戦したら玉砕して…いやぁ、スイマセンでした」

4.ワラジムシ 
凄く管理しやすい「生き餌」。写真のように落ち葉を入れて適度に湿らさせておくと、いつの間にかに増えています。欠点はすばしこいのでピンセットで捕獲しにくいところ。

トウキョウサンショウウオ(名無し):どうしても人工飼料には馴染めないので未だに愛食しております。…去年の今頃は育ち盛りだったんで1日10匹以上食べたっけなぁ。今はマイペースに頂いております。え、このポーズ?壁にへばりついていたらズッコケたところです。自分で起きるのが面倒なので館長が手伝ってくれるまでこの格好で頑張っていました」

この他イエコオロギとかデュビアローチ、乾燥オキアミもその場その場で使用させて頂いております。できれば今後、ヒョウモントカゲモドキが人工餌に餌付いてくれるのを期待していろいろ挑戦していますがなかなかうまくいきません。対照的にフトアゴヒゲトカゲの方が食べ残しをバリバリ食べてくれているのですが…