「これを、『エサやりくん』でブルブルさせたら良いんじゃないの?」
との有難いご提案を頂き、早速購入しました。
その名も"GRUB PIE"。直訳すると「ウジっぽいイモムシのパイ」…これを聞いて食欲減退せず、「おっ?!」と思う人はかなり「病」が進行しているものと思われます。当然、当館館長は重病人でございます。
主成分はワーム系昆虫の粉末。それに様々な植物系サプリ等を天下しているようです。
沸騰したお湯の中に、お湯の1/2〜1/3くらいの粉末を混ぜて、素早くかき回す。
後は自然に温度が下がるとともにゼリーor羊羹化します。
臭いは一応するが、鼻を近づけて漸く「なんかへんなにおーい」(by第二学芸員、10歳)程度で、この種の餌にありがちな「嗅覚上の問題で家族の了解が得られず※」という懸念はありません。
※これでコオロギ(結構臭う)禁止とされている人も結構いらっしゃるそうで。
で、いろんなメンバーに与えてみました。
(ヤドクガエルは夜はおやすみタイムなので次回のお楽しみに)
野菜から昆虫から配合飼料まで、もともと何でも食べるタイプなので安心していたらそのとおりでした。これは「足りない。まだほしい」と言っている顔です。
配合飼料をぬるま湯でふやかす手間を考えると、今後はこっちの方を中心にしたいくらいですね。
ヒョウモントカゲモドキ 【♂だけ成功】
うーん、まあ予想通りですね。♀の「フヤリー」(下)は原則「ダスティングしたハニーワーム」しか食べない(時折気まぐれでコオロギも)贅沢&偏食ですので。
♂の「とらお」(上)はちょっと考えこむも、あっという間に順応。この辺の「ノリの違い」「性格の不一致」が同居&カップリングの失敗に繋がっているのかなぁ、と考えてしまいました。
カメ【当然成功】
こいつらが拒否する「エサ」が思いつきません。
ただ、この羊羹?、柔らかいので水の中では直ぐバラバラになり、水質悪化の原因になりそうなので、水棲の連中には好みの如何を問わず不向きな様です。
次に、両生類 …ですが、容器には英語で「両棲類にもいかぁっすかぁ」と書いてはあるものの、陸棲サラマンダーは食べ物については結構保守的な性格なので、新しいエサにはあまり興味を示しません。(食べさせようとしたら相当な根気が居る)
ただ、例外もいるわけです。
オビタイガーサラマンダー【成功…】
人間の指や足し水にまで飛びかかる彼が拒否するはずがない。
ただし、食いっぷりはかなり汚いのであとで掃除が必要。
で、明日ヤドクに試してみようかな、と思いつつ、ダメ元でやってみたら…
ニホンアカガエル【何と成功】食べちゃいました。何か中身は殆どツノガエルじゃ…と思って水槽の蓋を全開にしていると猛ジャンプで脱走を図るので油断がなりません。
そこそこのメンバーが食べてくれました。今後、色々と役に立ってくれそうです。
結論:買って正解!