両生類の有尾目の性格にはきわめて大まかにいって2傾向あって
・隠蔽性が低い(水棲種の多く、タイガーサラマンダー)
・隠蔽性が高い(陸棲種の多く、あとサイレンにもその気が)
に分けられます。
今回登場するのは後者で、下半身はシェルターに入っていてまるでカメのような生活を送っていたのですが、食い意地が優先して謂わば「ヘビクビカメ」化した面々です。
まずは当館の最古参、レッドサラマンダー「デブ1号」です。
(先日の報告通り「2号」は退場してしまいました…)
アクリル容器に玉砂利、そして石。趣もクソもないレイアウトですがレッドサラマンダーとともに試行錯誤を繰り返した結果こうなりました。小洒落たビバリウムにしようものなら星一徹モードになって掘り返しまくってくれます。
そして全然隠れていない、の画像。フタを開けるとエサが降ってくると思い込んでいます。(まあ、期待には応えることにしているのですが…)
コオロギ、ハニーワームが主食ですが、クリル(乾燥オキアミ。貯め置き可能)を食べてくれるのが有難いです。
当初は逃げ隠れていましたがまもなくフタを開けるとこう↓なってくれました。
飼育書によるとファイアサラマンダーは一度気に入った環境にとても拘るそうなので、手がかかっていない(=手抜きな)「水苔+シェルター」に慣れてくれるとこちらが楽で助かります。
エサはコオロギまたはハニーワーム。レプトミンなど人工餌に餌付いていないのがこれからの課題です。
最後に全く隠れていないタイガーサラマンダーの写真を撮ろうとしたら、「エサエサー!」とはねてばかりで全くダメだったことを付け加えておきます。