2018年5月19日土曜日

引越(アシナシイモリ)

これまで使っていた「土」に大量にトビムシが湧いたので約1年ぶりに土替えというか引越をしました。特殊なスキルは一切必要ありませんがそれなりのスペースと時間が要ります。

用意したもの
・新しいプラケース
・ヤシガラ「土」
 …椰子の実の繊維をほぐして固めたもの。水で解くと土と見分けがつかなくなる。
  脱臭効果に優れており、「生臭さ」が殆どしない。
  更に保水力がよくて中々乾かず、
  バクテリアが繁殖しやすくて多少のフンなら分解してしまうなど、
  まさに地中棲両棲類のためにあるような最強グッズ。
  リクガメの床材にも使われているのでその手の店に行けば簡単に入手できます。
 レンガ状に固められて売られている。
 このサイズでだいたい600円くらい。

 水を張ったバケツに投げ込んで…
         ↓
 多少強引にほぐしてやると10分くらいで泥状に。

 タモ網で水を切りながら新プラケに移す。

 ほぼ移し終えたところ…を見る第二学芸員(中1)

・アシナシイモリ本体
 …コータオヌメアシナシイモリ(と思われる)個体1匹。雌雄不明。
  当館での名前は「もこちゃん」→命名の由来はこちら
   相棒の方は2年ほど前にお亡くなりになってしまい…
  
 マンガに出してから3年。太ったなぁ…

  そして性格も大胆に。好奇心が強くてあちこち覗いて回る。

そんな冒険を見守る第四学芸員(4歳、天パー)

 手を差し出すとこの通り。

 前後の用意・掃除・ゴミ出しも入れると約2時間かかりました。
 新居に潜っていくところ。

 新居を定位置(左下にパネルヒーターあり)に設置して引越完了。
 下にいるのはフトアゴヒゲトカゲの「きろ」。

 気に入ってくれた模様で顔をひょっこり出してくれました。
 この後出したレプトミンも食べてくれて一安心。


【おまけ】
 ハニーワーム(ハチノスツヅリガ)が成虫になったので
 放置しておいたら、下↓のようなものを産卵しました。
 カズノコの欠片みたいな白いやつが卵塊です。
 これをエサの中で更に放置すると大体1週間で幼虫が孵化します。
 最初は肉眼で漸く見えるほど小さいですが、最終的には…
 こちらもおいおい報告します。