なんか変な感じ。
よく見てみましょう。
ああああああーーーッ!!
久しぶりにやらかしました。「共食い」です。
思わず上げた館長の悲鳴に第2学芸員が駆けつけてしまいました。
一瞬で事態を把握した上で怒りの叫び:
→食った奴(=ウパ)と管理している奴(=館長)双方へ向けてのもののようです。
ゴメンナサイorz
結局食いきれず、「共倒れ」せぬよう引っ張り出しましたが食われた方は当然手遅れ。
再発防止の応急措置として
・犯人は別棟へ隔離
・残りは水槽内のシェルターを(やや)増やして接触トラブルを軽減する
ことにしました。
以下は不幸中の幸いというか…
・譲渡したら「辛くて、痛い罰」を館長が執行されるゴールデンが被害者ではなかった。
(但し、加害者だった)
・他の方に譲渡予定の個体は別水槽なので巻き込まれなかった。
隔離された犯人の図↓
この待遇、何かを彷彿とさせるなぁ…と思ってみたら
「羊たちの沈黙」の「ハンニバル・レクター教授」@独居房でした。
共食い・独房・タレント性…共通点が結構あって怖いです。
というわけで、彼の名は「ハンニバル」となりました。
いつか「特攻野郎Aチーム」の剽軽な方のハンニバルさんになってもらいたいものです。
親たちは全くトラブル無くノンビリ同居できているんですがね…
「凶(暴)ちゃん」も最近は清掃員(イシマキガイ)に襲いかからなくなったし。
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以下ウパと関係ない余談:
「レクター教授」が登場する、「レッド・ドラゴン」と「羊たちの沈黙」を初めて読んだ時の衝撃は強烈でした。原作者のトマス・ハリスの構想力--、特に最強の脇役ことレクター教授のカリスマ性にはまさに打ちのめされました。
映画化された「羊」での「教授」役のアンソニー・ホプキンスの怪演ぶりも素晴らしく、以降彼が主役だと、中年の純愛ものでも「で、いつ恋人食うの?」とワクワクしてしまったものです。
…しかし、この後は肝心の原作者がレクター教授に惚れ込みすぎてしまい、期待の次作「ハンニバル」では「ぼくのかんがえた、さいきょうのれくたーきょうじゅ」になってしまって大いに失望、→復活してくれ!との願いはその次の「ライジング」(今のところ最新作)には全く届かず、「一読→ブック●フ」という版元に最も失礼な処分を敢えてさせて頂くことと相成りました。
上の2作では主人公(警察)と当座の事件の犯人のストーリー・エピソードを軸に据えつつ、レクター教授が絶妙な絡み方をするという構成が見事だったのですが、最強の脇役を主役に配置換えした結果、匹敵する後任を用意できず、結果として主役だけが悪目立ちするという、非常に薄っぺらなストーリーとなってしまった感があります。
作者は非常に寡作なので(この40年で5作、デビュー作のみレクター教授は登場しない)、もうこのまま「沈黙」し続けてもらいたいものです。元ファンとしては。