2015年6月10日水曜日

懲りずに3代目!「エサやりくん」(ヤドクガエル)

上手くいったと思った当館キオビヤドクガエル用エサやりくん」2号機でしたが、
・振動膜の継ぎ目の僅かな隙間にゴミや逃げたエサ(初齢コオロギ)が入り込む。
・膜の下(モーターのある内部)が結露する→放っておくと間違いなく故障
・やっぱり飛び散りまくるエサ(3Vにパワーアップしたこともあり)
といった問題が出てきたので解体・3号機製作をすることにしました。

3.1号機
「膜」でなくて本体ごと振動させればよいのでは?と陶器の皿の真下にモータを設置、その下を小皿で塞いで見ました。スイッチを入れてみたらちょうど良いくらいのハネ具合。

ところが!皿のフチが高すぎてカエルの舌が届かないという問題が発覚。
(その証明に付き合ってくれるチャレンジングなキオビさんに感謝)
また、餌がちょっと湿ると皿に張り付いてしまうことも判明。
→失敗・解体。

3.2号機
学芸員こと我が子が食べているヨーグルトの容器がちょっと上げ底になっているのに気づき、薄めに切って見ました。
これにモーターをくっつけてスイッチONしたら本体ごと踊りまくってしまったので、バラストとして底部のモーターの周辺に砂利をつめました。

成功!僅かながらもある「フチ」のお陰でエサが飛び散ることもなく、「片寄り」はどうしても出るものの結構景気良くエサが動き回ります。
両生類最強クラスの神経の太さと好奇心を持つキオビの2匹もすっ飛んでパクパク食べてくれました。(シュレーゲルでこれやったら神経病まれそう)

今回のエサは淡水魚用配合飼料でしたが、実はツノガエルフードも仕入れ済です。
ただ、「湿らせて団子にする」前提の粉末餌なんで、「粒」にするのは凄く面倒なんです… ここまで来たら覚悟を決めて作る他ないですが(苦笑)