金魚すくいのキンギョを連れて来てはならない
というものがあります。
これは5年ほど前に第1・第2学芸員が連れてきたキンギョが片端から半日以内に死んでしまったという悲劇を踏まえてのものです。
何故そんな短命だったのか?理由は簡単でお祭りの金魚掬いコーナーが
・エアポンプなし
・炎天下に直接さらされる
・浅い水深(約15cm)
・子供たちにつつき回される(おそらく、皮膚の粘膜は破けまくっていたかと)
・ギュウギュウ詰め(どうも、想定以上に入荷してしまった模様)
と、まるで絶滅収容所状態であったからであり、死にかけのを幾ら連れて帰ってきても手遅れだった、ということです。
それから5年。第1・第2学芸員は深く反省し、ルールを墨守しておりましたが、
第3・第4学芸員がアッサリ破ってくれました。
和金2匹様いらっしゃいませ…
今年は多少は環境が良かったのか、たまたま弱っていないキンギョを貰えたのか、1日経った現時点ではシェルターに籠りがちながらも死なずにエサをつついたりしていて、とりあえずは元気です。仲良く二匹で同じシェルターに。
下半身だけ写っているのは先住者のカワムツ。↓
(4匹居たのですが、暑さ対策が遅れたからか・もしくは寿命で2匹になってしまいました)
クチボソ(左)がお邪魔。幸いにも縄張り争いなどは発生していない様子。
もう一つの先住者、スジシマドジョウ。暑さには最もタフな模様。
5年前の「絶滅収容所」体験が本当にトラウマなので、油断は全くしておりません。
「さて、何日保つやら」という感覚で飼育していきます。