2019年5月13日月曜日

超絶ブラック職場(追悼:イシマキガイ)

そういや最近レッサーサイレンの写真を撮ってないなぁと思って何枚かカシャカシャしてみました。で、写ったものを見ていたら…




コケ取り要員のイシマキガイさん達が片っ端から食われておりました。
鼻先で転がして(イシマキガイは自力では戻れない)中身をチュルチュル…
10匹投入してから1年半が経ち、現在生存中の職員は二匹。
「メンタルやられる」とか「ハラスメントがひどい」とかじゃなくて、
「油断すると食われる」そして「生存率2割」
ごめんなさいね悪魔のような館長で。
というかサイレンの食欲が半端ないし、そもそも結構凶暴だったりするのです。眼の前に餌をぶら下げると何かと確認する前に突っ込んで来るし、口の先端がクチバシ並に硬くて、うっかり噛まれるとペンチでつねられるくらいに痛いし。
※対称的に慎重すぎるのがヒョウモントカゲモドキの「とらお」。コオロギが好物なのだが、何度か眺めなおして何かしら納得しないと絶対食べようとしない。お陰でサイレンの数倍の時間がかかる。

そんな文字通りブラックホールな環境の中、もくもくと残ったコケを掃除するイシマキガイさん達には頭が下がる思いです。がんばって!全滅したらまた十匹投入するから!(←何気に酷いこと言っている館長)
あと、つくづく「グレーター」を選ばなくて良かったなぁとも思っております。あっちは成長すると長さは1m、大人の腕ぐらいの太さがありますからね(名古屋の東山動物園で確認)。やる餌の選定にも困るし、油断したらこちらの指まで持ってかれかねません。ブラックな目に会うのは職員だけで沢山です(←動物相手とはいえ完全に労基法違反な館長)