2016年1月28日木曜日

大人ウパ、掃除&身体検査

しばらくほったらかしたら茶ゴケだらけになっていたので、二匹が入っている60cm水槽を掃除することにしました。
その間、プラケで仮住まい。
相互リンク頂いているクラックさんに倣い、下に目盛り付きのカッティングマットを敷いてみました。
上のアルビノの♂、「(暴)ちゃん」 、余裕で25cm以上ありますね。連れてきたときどれくらいだったっけ?
相変わらず掃除係のイシマキガイを半月以内に殉職させる(食べる)ので、最近はすっかり諦めモードな館長です。

下のマーブル、「くぅちゃん」 、こちらは22,3cmといったところでしょうか。
いやとても、「ウパ掬い」(金魚掬いとルールも用具も同じ)で連れてきた個体とは思えない成長ぷりです。

で、掃除が終わり次第、隔壁越しにされてしまう二匹。
「なんだよーケチ館長ー」
「私たちってひどい扱いうけてるよねー」
だってお前ら一緒にするとすぐ卵産むんだもん。
今年は個体を増やす予定は無いので当面はこの体制で参ります。

…ああそうだ、唯一手元に残した子供、「ハンニバル」(兄弟を食べまくったため「レクター博士」に因んで命名。それにしても酷い名前だらけだなぁ)の身体検査も近々やってみましょう。

2016年1月23日土曜日

【訃報】レッドサラマンダー「デブ2号」

上の写真は元気だったときのもの。(2015年12月)

今夕エサやりついでに様子をみたら何かおかしい姿勢 …動かなくなっていました。
当館に来てから5年半。やや気難しい奴でたしかにこのところ居食気味だったのですが特に痩せこけても居らず…色からして寿命だったのでしょうか。

2日前に、
「今年の目標:『できるだけ死なせない』」
と書いた矢先に…正直ショックです(つД`)

念のため「1号」の様子も見ましたがプリップリのテカテカで食欲旺盛でした。
彼(彼女?)の方が長い付き合い(7年)なんですが、赤みもそれほど落ちては居らずまだ当分元気そう。そうであってほしい…


2016年1月21日木曜日

新年ご挨拶(激遅)・両生類以外編

営業やってた時、この時期にお客と打ち合わせしていたら別の出入り業者がやってきて
あけましておめでとうございまーす★
遅いわボケッ(怒

というわけで以下メンバーのご挨拶が遅れたのは偏にナマケモノの館長の責任ということで。

フトアゴヒゲトカゲ・黄変種「キロ」 (館長命名)。
去年に爪を切ってやったら深爪してしまい大ゲンカ。ハンスト騒ぎになりましたが館長がひたすら土下座してなんとか和解できました。
上の通りハンドリングもしてくれるようになりました。

朗報!ヒョウモントカゲモドキの♀「フヤリー」(第一学芸員命名)が拒食をやめてハニーワームをバクバク食べるようになってくれました。
ずーっと半目していたのが上のように活き活きした顔になっていたので
「これはひょっとしたら上手くいくかも…」
とやってみたら思惑通り応じてくれた次第です。
これで、苦労せんですむ…

ハンドリング中も元気になりました。

こっちは元から元気・食欲満点の♂「とらお」(第二学芸員命名)。
コオロギだろうが配合飼料だろうが食べてくれるので助かります。
彼を「フヤリー」のお婿さんにしたかったのだが、物静かな「フヤリー」とお祭り屋の「とらお」とはケンカが絶えず(互いに噛み傷を作りまくった)、やむなく水槽を分ける羽目になりました。もうあれから1年以上経つのか…


なかなかシャッターチャンスのなかったクサガメ(上)onアカミミガメ(下)。
ともに名無しですが、いずれも7年目に突入した最古参組です。
何でも東京タワー水族館のアカミミガメは開館の1978年から建材とも聞くので、下手したら館長よりも長生きするのではないか彼らは…

最後は近所の川で捕まえてきた日淡たち。
クチボソとカワムツとキンブナが見えますが、下の方にシマドジョウとホトケドジョウもいます。(警戒心が強くてカメラを向けると逃げてしまう)

以上、3回に渡っての水族館メンバーの紹介でした。(人間と餌を除く)
今年の目標:「できるだけ死なせない」 …さて、どこまで維持できるか…

2016年1月13日水曜日

新年ご挨拶(遅)・両生類編その2

小正月(成人式)を過ぎても「今年もよろしくお願いしまーす★」とか言っていると、
正月ボケを通り越して正月バカとしか思えない
ですね。
しかしまだ両生類有尾目からしかご挨拶していないので続けて参ります。
今回は両生類の「その他」…どころか大多数を占める無尾類(カエル)と何のかんのいって150種類くらいいる無足類(アシナシイモリ)です。

前にも書きましたが、カエルはすべて第二学芸員(10歳)が命名しました。

キオビヤドクガエルの「ててちゃん」(左)と「ててんちゃん」(右)。
導入して1年半経ちましたが、どうやらカップルではなかったようです。
(マウンティングはしてたような気がするが…)

エサとしてはウィングレスのショウジョウバエが最適なんですが、高いのが問題…
(ハニーワームの若齢幼虫はタイミングが限られるし)

シュレーゲルアオガエル「のそのそ」。
先夏の導入です。フタを開け放しにしていたのに逃げずにいたという強者です。
アオガエルは神経質だと思っていたら(実際、モリアオガエルはそうらしい)、全くそんなことない健啖家ぶりを見せつけてくれます。初日からピンセット直食いしてくれました。

ニホンアカガエル「アイちゃん」。
2014年春にオタマで捕まえたのでたぶん満2歳。
変態直後はコオロギ若齢幼虫とウィングレスショウジョウバエでしたが、今はコオロギでもハニーワームでも平然と直食いします。ただしこちらは油断すると自慢のジャンプ力で脱走を図るので要注意。


次はヌメアシナシイモリ。日頃は殆ど土の中に潜っており、今回は土の状況チェックと安否確認のために外に出しました。元気でした。
(土の方も異臭・コバエの発生もなくまだ大丈夫な模様)

左が「チャコちゃん」、右が「モコちゃん」です。
命名者は第三学芸員(6歳)。よくみるとチャコちゃんの方が色が濃いです。
餌は頭を潰して半殺しにしたコオロギ。置いておくと1日前後で片付けてくれます。
(こちらの観察とタイミングがあうとじゃれついてくる!)

「チャコちゃん」のアップ。
右上はわかりにくいですが「モコちゃん」の尻です。
アシナシイモリには尾は殆どありません。
ヘビを、<頭)-------------(肛門)------------------ と描くと(肛門より右が尾)、
アシナシイモリは、<頭)----------------------------(肛門) という風になります。

「モコちゃん」のアップ。
水色で囲んだところの突起が両生類としては珍しい「触覚」です。
化学センサーになっており光が届かない地中で餌を探すレーダーの役目をしているそうです。目は退化しかけていますが、一緒に遊んでいて思うに光は感知できているようです。

さて、まだ爬虫類と魚類が残っています。せめて2月になる前に挨拶させんと…


2016年1月7日木曜日

ギリギリ新年ご挨拶(両生類編)

松の内ギリギリで「あけましておめでとうございます。」というのもなんですが。
4日から平日という新年は許せん!というか、三が日は正に「寝正月」でしたんで…

当館の顔、レッサーサイレンの「うなぎ」。
例年なら相方の「どじょう」とかけあい総括させるところだったのですが、「相方を惨殺」というた●しもし●すけもやらない蛮行により中止と相成りました。
他の人のBlogでも拝見しましたがどうも一定のサイズを超えると凶暴性が増すようです。

全然落ち着いて写真を撮らせてくれないアカハライモリ。
ましてや五匹揃って仲良く、なんてのは夢のまた夢。
(そーいえば初夢見ませんでした)
とりあえず六甲で捕獲した最古株(来館7年目)を。

2011冬に一斉誕生したハナダイモリ、全員元気です
…と言おうとしたら、写真のこの個体、右後脚をかじられて骨が出ちゃっています。
・特に弱っていない(食欲旺盛)
・別の水槽にすると水が安定していなくてカビにやられる恐れがある
ことから自然治癒力に期待することにしました。

2014年夏誕生のウパ、仲間を食いまくり個室に隔離した経緯を持つので
ハンニバル」と命名された強者。
全長10cm超えしました。
このまま放っておくと親(25cm)並になりスペースが逼迫するので餌量調整中です。
ちなみにこのハンニバル、犯罪捜査などには一切役に立ってくれません(当たり前だ)。

食欲マシーンのタイガーサラマンダー。
撮影のため蓋を開けた途端にこの表情。
何度も書きましたが、飼育下での最大の死因は「食べ過ぎ」だそうなので、
「コオロギ2匹を週1回」のペースを維持したいと考えます。

レッドサラマンダー。
写真好きというかこれまた食欲マシーンの「デブ1号」(顔を出している方)と、
フタを開けも平気なのに、カメラを向けた途端に潜り込む「デブ2号」。
実は「2号」がやや居食気味なので対策を思案中です。
デブのままですが。(便秘かも)

昨年唯一新規導入した有尾類、ファイサラマンダー(基亜種)。
与えたシェルターがお気に入りですぐに潜り込みますが、食欲は侮れません。
出されたものは大抵なんでも食べます。
以前も飼っていたのですが、保温庫で管理していたところ、エサ経由で
トビムシに皮膚をやられて死なせてしまったので今夏が正念場です。

有尾類からのご挨拶は以上です。
続けて無尾類、爬虫類と遅い新年ご挨拶に参りたいと思います。
無足類(アシナシ)は… まだ「土替え」の時期でないので無理して引っ張りだすのは如何なものかと思う一方安否確認も必要なんで出てもらうかどうか悩んでいるところであります。