2016年1月13日水曜日

新年ご挨拶(遅)・両生類編その2

小正月(成人式)を過ぎても「今年もよろしくお願いしまーす★」とか言っていると、
正月ボケを通り越して正月バカとしか思えない
ですね。
しかしまだ両生類有尾目からしかご挨拶していないので続けて参ります。
今回は両生類の「その他」…どころか大多数を占める無尾類(カエル)と何のかんのいって150種類くらいいる無足類(アシナシイモリ)です。

前にも書きましたが、カエルはすべて第二学芸員(10歳)が命名しました。

キオビヤドクガエルの「ててちゃん」(左)と「ててんちゃん」(右)。
導入して1年半経ちましたが、どうやらカップルではなかったようです。
(マウンティングはしてたような気がするが…)

エサとしてはウィングレスのショウジョウバエが最適なんですが、高いのが問題…
(ハニーワームの若齢幼虫はタイミングが限られるし)

シュレーゲルアオガエル「のそのそ」。
先夏の導入です。フタを開け放しにしていたのに逃げずにいたという強者です。
アオガエルは神経質だと思っていたら(実際、モリアオガエルはそうらしい)、全くそんなことない健啖家ぶりを見せつけてくれます。初日からピンセット直食いしてくれました。

ニホンアカガエル「アイちゃん」。
2014年春にオタマで捕まえたのでたぶん満2歳。
変態直後はコオロギ若齢幼虫とウィングレスショウジョウバエでしたが、今はコオロギでもハニーワームでも平然と直食いします。ただしこちらは油断すると自慢のジャンプ力で脱走を図るので要注意。


次はヌメアシナシイモリ。日頃は殆ど土の中に潜っており、今回は土の状況チェックと安否確認のために外に出しました。元気でした。
(土の方も異臭・コバエの発生もなくまだ大丈夫な模様)

左が「チャコちゃん」、右が「モコちゃん」です。
命名者は第三学芸員(6歳)。よくみるとチャコちゃんの方が色が濃いです。
餌は頭を潰して半殺しにしたコオロギ。置いておくと1日前後で片付けてくれます。
(こちらの観察とタイミングがあうとじゃれついてくる!)

「チャコちゃん」のアップ。
右上はわかりにくいですが「モコちゃん」の尻です。
アシナシイモリには尾は殆どありません。
ヘビを、<頭)-------------(肛門)------------------ と描くと(肛門より右が尾)、
アシナシイモリは、<頭)----------------------------(肛門) という風になります。

「モコちゃん」のアップ。
水色で囲んだところの突起が両生類としては珍しい「触覚」です。
化学センサーになっており光が届かない地中で餌を探すレーダーの役目をしているそうです。目は退化しかけていますが、一緒に遊んでいて思うに光は感知できているようです。

さて、まだ爬虫類と魚類が残っています。せめて2月になる前に挨拶させんと…