2015年2月16日月曜日

6年目のレッドサラマンダー

6年目だか7年目だかよくわからなくなってきたので、過去の写真などを整理してみた結果、「デブ1号」は2010年2月、「デブ2号」は2012年1月に仕入れていたことが判明しました。
ということで6年目が正解でした。あちこちで7年目と言ってしまったことを深くお詫び申し上げます。
導入当時の「1号」。全長6cm弱。図鑑で見る通りのキレイな朱色です。
「当時は」かなり神経質でエサやりには苦労したものです。

「それが」、ちょうど5年たったらこんなになったでござる、の巻↓
「老けると茶褐色になる」と書かれていましたが、どちらかというとピンク色っぽくなりました。斑点は薄めに。亜種ごとに違いがあるのでしょうか。
エサやりは…楽どころか突進してきます。エサを貰えるまで飼い主を睨みつける有尾類は彼?しか知りません。(食欲の塊、といってもいいタイガーサラマンダーも1時間くらいで「餌くれ」ポーズを解除するが、こいつは朝から晩まで「ガンつけ」を敢行する)
一方で、何か気に入らないことがあるとシェルターやミズゴケにすぐ隠れてしまう気むずかしいところも。…エサで釣るとすぐ機嫌がなおるのですが。野生的にはダメダメですな。

レッドサラマンダーはムハイサンショウウオ(プレソドン)科の中では比較的高価(2万円前後)な種ですが、それでもイモリ科の高額種にくらべればまだ安いほうといえますし、夏の高温さえ何とかすれば(当館では夏季は水槽ごとワインセラーに入れています)かなり丈夫です。
何と言っても繊細なんだか大胆なんだかよくわからない性格が面白いので、ここに来られてなおかつチャレンジングな方には是非オススメだったりします。
(このところ、結構入荷があるような気も)
…2匹飼ってみた限りでは3年前後で確実に色落ちしますが…

以下、思い出のスナップです。

2011年。なんのかんの言いながらエサをしっかりたべて10cmくらいに。
姿勢の通り、1年で物怖じしなくなりました。

2012年。2号導入(左)。もうちょっと若い固体かと思っていたらほぼ同い年だったようです。
斑点のパターンに違いがあれどまだ鮮やかな朱色。

2013年。これ、「餌くれ」と二匹で館長を睨みつけているところです。
頭だけですが、この頃から1号はピンク、2合は暗褐色になってきているのが分かります。

2014年。何がきっかけか全く分かっておりませんが、2号が大の写真嫌いになりました。
このショットの直前までご機嫌にパクついていたのにレンズを向けた途端逃げる2号。
(そして、全く気にしていない1号)

そして、2015年。ついさきほど撮った写真。
1号・2号ともに全長20cm弱に達しました。
(上から2番めの1号のアップの次に撮りました)
やっぱりレンズから逃げる2号(右下)

最後に飼育のポイントですが、
綺麗なアクアテラリウムは諦めましょう。
なんでもかんでもホジホジします。
(そのくせ普段は地上に出ているという不思議さ)
さらに、
バカ力なので、シェルターは入れると虚しい思いをします。
ひっくり返されたところにウ●コされたときには思わず天を仰ぎました。
ちなみに上の写真の右側の石は600gありますが、平然とゴリゴリ下から動かしてきます。
水辺が好き(というかトイレだと思っている)ので1/3くらい(1匹が全身浸れる程度)を池にして、あとは玉砂利、上に適度にほぐしたミズゴケで充分かと思います。
というか、それ以上凝っても破壊されるのが関の山です。
→ケージの蓋はスライド式にしておかないと脱走の危険がありそうです。

…少なくとも当館においては有尾類中「最強の個性」の持ち主です。
 長命な種とも聞いているので、一緒に馬齢を重ねて参りたいと思っております。


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