2015年10月30日金曜日

定番・水洗派(レッドサラマンダー)

陸棲有尾類の水槽に池を作っておくと、糞はそこにするケースが結構多い(個人的にはタイガー、スポット、ファイア等)ですが、
・池を作ると破壊する(バカ力で体重以上の石とかを簡単にひっくり返す
・なのに池を用意してやらないとウ●コしない
のが当館のレッドサラマンダー「デブ1号」(写真下)。
便秘は放っておくと人間でなくてもよくないと思い、久々に「水洗便所」に連れて行ってあげました。
打率は殆ど10割です。しかし小さいなぁ。残りはみんな腹周りとかに吸収されているんですかね?

デブ2号」は適当な場所にしておいて後で脚や尻尾でバラバラにしているようです。
これはこれで困る… 水槽掃除するといい色した汁が… トホホ

2015年10月29日木曜日

【マンガ】久々第5話「アシナシイモリな俺」

すいませーーーん!
前作(第4話)からなんと8ヶ月もサボってました!
ついに最後の大物人間の家族の方ですよ)の登場です。
またもやセリフが小さくなってしまいました。画面をクリックすると多少読みやすくなります。

「フィクション」とは書きましたが、見物を希望される方がいらっしゃるのは事実です。
(で、わざわざ土日に来ていただいたり…)
過去作品は以下リンクからどーぞ。

第1話では小6だった長女も今や中1、時が経つのは早いものです。
(というか続きを描くのが遅すぎる…)
まだアシナシで続けるか、それとも他のを持ってくるか決めかねておりますが、両生類ネタマンガ、まだまだ続ける「つもり」だけはあります。気長にお待ち頂けれれば幸甚です。


2015年10月28日水曜日

【閲覧注意】ミールウォーム試食会2011【焼跡復興記事】

これは過去トップクラスのアクセスを誇った記事です。
葬り去るのも惜しいので、復興させてみることにしました。
イナゴとかが食べれない人にとっては完全なグロ記事です。
「虫を食べる」という行為が許せない人もスルーして下さい。
(ちなみに館長の田舎ではイナゴもハチノコも割と平気で食べる。カイコの蛹は人それぞれ〜館長は平気)

写真の日付を見たら2011.3.21。あの悲劇からわずか十日後のことです。
先行きの見えない不安で少々おかしくなっていたのでしょう。
(ちなみに当館は当時の首相の実家の近所にあるせいか計画停電は免れました)
※スクロールするとグロ画像が出て来ます。やめるなら今のうちです!!
 



















 
はい、これを食べました。
両生類・爬虫類の餌の定番、ミールワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)です。

ワンカップ大関の瓶に二百匹入れてみました。意外に場所を取りませんね。

これを踊り食い…すると寄生虫とかいるらしくて色々と危険なので、油で揚げる事にしました。


ジャンボミールワームも混ぜております。

カラリと挙げてから塩をひとつまみかけて食べた感想は以下のとおり。
・小さいのは味があまりしない。(高温過ぎて風味が飛んだ?)
・ジャンボは淡白ながらスナック風味で普通に美味かった。
・塩のせいか喉がやたら乾く。ビールのツマミには向いている。
最近はミールワーム自体を餌に使っていないのでとんとご無沙汰ですが、当時夏頃までは月一位で食べてましたね。健康に特に異常はありませんでした。
後片付けさえきちんとしておけば全くクレームを付けない理事長の強心臓に乾杯。

この後、ハニーワームにも挑戦しました。
あちらは蜂蜜を主食にするだけあって甘い香りがするので期待をしていたのですが、高熱処理すると風味が完全に飛んでしまって「味のないハチノコ」になってしまったので×。

今、手元に居る生き餌はハニーワームの他にはイエコオロギがいますが、あれは
「どうやっても臭みが取れず美味しくない」
という先人(いるんですよ、本当に)のアドバイスに従い、挑戦していません。
あと、現在は諸事情あって禁酒中なので、こういう酔狂を思いつくこともないというのも事実であります。

セミとカミキリムシの幼虫は凄く美味いと聞くのですがゲットする機会がなくて…

異常、もとい以上、グロ記事にお付き合いさせてしまい大変失礼致しました。

オマケ:
孵化直後の震災を乗り越えてしぶとく生き残ったハナダイモリ
(餌のミジンコの容器がひっくり返って潰滅した以外、被害はなし)
2011.3当時

2015.10現在。完全にオトナになりました。
一度辺りの産卵数が少ない・上陸せずいきなり固形餌デビューができると、正に大雑把な館長向けのいいイモリさんたちです。15個前後の卵のうち、11匹が無事成熟し、今も目が合うと「餌くれ〜」してきます。それにしてもホッペが可愛い。


2015年10月24日土曜日

【テコ入れ】茶ゴケ防止フィルター【じゃなくてメンテ】

水の入った水槽の困り者、茶ゴケ
いつの間にかにやってきてそれこそマッ茶色にしてくれるので実に困った存在です。
熱帯魚など、アクア全般に造詣の深い方から教わったのが以下の茶ゴケ防止フィルターです。
今回は、これのメンテ(掃除)のついでに組み方をご案内させて頂きます。

必要なもの:
 フィルター(水作エイトS)
 耐熱タッパー(フィルターがすっぽりはいるサイズ、13×14×7cm)
 …別に「耐熱」でなくてもいいと思いますが経時劣化が小さいので。
  (安物のプラスチックだと水につけて数ヶ月でボロボロになる)
 砂利 適量

 以上をこのように組み合わせ…

 砂利を詰めます。

 砂利からピョコンとフィルターの口が出るようにしておきましょう。
 これで出来上がり。ゆっくりと水槽に沈めて下さい。
 (慌ててやると砂利をぶちまけることに…)

 こんなんで効果あるの?と聞かれたことがありますが、あります
 とくに下のウパ水槽は、まっ茶っ茶だったのが掃除して入れた途端に再発しなくなりました。1年ぶりに砂利掃除をしてみたら分かったのですがフィルターに吸い寄せられた茶ゴケが砂利にブロックされてそれ以上増えなくなる、ようです。
(このサイズで、60cm水槽で1年保つのだから凄い…!)

導入例その1:親ウパ水槽。右が♂の「凶ちゃん」、左が♀の「くうちゃん」。
 一緒にすると際限なく産卵するので、壁を設けて避妊中です。

 導入例その2:レッサーサイレンの「うなぎ」。こいつの場合、フィルター入れ替えの際にコーフンして跳ねまわるわ噛もうとするわで大騒ぎするのに要注意です。

ただいま日淡水槽にも導入しようか検討しているところです。
(うえ2例に比べて水槽が小さめなのが迷うところ)

2015年10月23日金曜日

焼跡復興企画・水族館全景ならびに職員紹介

両生類・爬虫類はもともと代謝の低い動物です。
というわけで「××が起こった!」なんてのを期待しても滅多にありません。
面白い写真を取ろうとしても大して動かないし。

というわけで今回は館長が自力でテコ入れします。
水族館全景図です。前にも似たのを書きましたが、今回は
・ちゃんとしたソフトを使って描いた
・解説を入れた
ということで、
また妹尾●童のパクリかよ!」と責めないでくださいお願いです。
  ↓クリックすると大きくなります。

「ほんとはこんなに片付いてないよね」by理事長 ←シーッ!


2015年10月15日木曜日

焼け跡復興企画・メンバー紹介その1(レッサーサイレン)

1年前までのデータをほぼすべて吹っ飛ばしましたので、しばらくの間は事件でもないかい紹介記事が亡くなった古参メンバーの再紹介をすることにします。

一応当館の「顔」、ウェスタンレッサーサイレン
導入して3年目。全長は約25cm(倍くらいに成長)。
サイズ順にグレーター(最大全長90cm)>レッサー(50cm)>ドワーフ(20cm)の三種がいますが、亜種・個体による長さの違いはかなりあるようです。

ウエスタンというからにはイースタンもいるわけですが個人的な経験だけでいえば以下等の違いがあるかと思われます。

・ウェスタンの前脚(手)の先端には爪状の角質がない。

・尾ビレが真っ直ぐなウエスタンに対してイースタンは波打っている。

あと、これは将来どうなるかわかりませんが、ウエスタンのほうがイースタンより小ぶりなようです。以前飼っていた(そして網蓋の隙間から投身自殺させてしまった)イースタンは2年で15cm→50cmくらいまでデカくなりました。一方当館のウエスタンは3年目で25cm。

…こういったことは原産地のUSAのサイトなり本なりを読めば詳しくわかるのでしょうが、何分面倒くさがりの館長でして…
後脚がない(痕跡すらない)のがこの種の最大の特徴。上から見るとまるでウナギがドジョウのようで、この個体は理事長(カミさん)の強権発動により「うなぎ」と命名されました。今年の初めまで同居人の「どじょう」がいたのですが、大きくなった「うなぎ」に齧られまくって死亡。エサ※やりの時に油断すると指を狙ってくるなど、基本的に凶暴なので単独飼育が望ましいようです。
※沈下性配合飼料、クリル(オキアミ)、ハニーワーム、ミミズ等基本的に何でも食べます。人間の指もエサと認識している疑いアリ。口先が角質化しており、噛まれるとラジオペンチでつねられたくらいに痛いです。

あと、完全水棲の両生類(あと魚類)全般に言えることでしょうが、自ら飛び出して外に出てしまうと床などとの接触で粘膜をごっそり削がれて致命的なダメージになるケースが多いようです。水槽のサイズに合った金網蓋は必須でしょう。(水槽にセットでついてくるプラ蓋はエアー用の隙間から投身自殺されてしまうケースが多数報告されています)

次回の紹介候補はアカハラかウパで。


2015年10月11日日曜日

【個人的重大記録】過去記事大粛清

どうにもGoogleの写真管理機能の扱いが下手で、またもや2014年11月以前の記事の写真が飛んでしまいました…
繰り返される悲劇(笑撃?)

写真のファイルはローカルで保存しているのでその気になれば復旧できますが、
・もう2度とあんな面倒くさいことはしたくない。
 (去年の作業はまる5日かかって目がショボショボになった)
・すでに死なせてしまった面々の記事の再アップは辛い。
 (けっこう、不注意で殺してしまったのが多いので…)
ということで、思い切って写真が消えた記事はすべて削除することにしました。
結果、ここは開始1年程度の新参ブログということになります。
(「ミールワームを調理・試食してみた」とか結構受けて頂いた記事もあったのですが選別が大変なので思い切って全て切ります)

斯様に管理がいー加減な弊Blogにお越し頂ける皆様におかれましては大変申し訳ありませんが、今後ともお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

今後は往時?を偲びつつ「過去ネタ」も交え、ネタ枯れ→更新サボりの悪循環を断ち切ろうと思いますので…

2015年10月10日土曜日

毎度のことながら…(レッドサラマンダー)


最近9月の反動で更新が続きますが、何かあったというわけでもなく撮りためていた写真の放出なのでそれほど間をおかずネタ枯れすると思います(笑)

さて、当館ではお馴染みのレッドサラマンダー、「デブ一号」(左)「デブ二号」(右)。
「1号」は飼いだして7年目を迎えました。大きさは倍くらいになったでしょうか。
加齢の割には赤味が減っておりません。
これ↑がお迎えした直後の「1号」。

「2号」は5年。こちらはもとから割と黒っぽかったような…
左がお迎え直後の2号。最初から割と大きめでした。
が、今ほどデブってはいません。


元来神経質なのと、妙に不器用なのでピンセットからエサを中々食べてくれず苦労させられましたが、今では「むしり取る」くらいの図太さに…
(身体だけじゃなくて神経も太くなった)


そして相変わらずふしぎな個性。
蓋をあけると「餌だァッ!」とつっこんでくるのですが、カメラを向けると
1号:全く動ぜず
2号:慌てて隠れる
…何でしょうかねこの違い。そういえば昨日紹介したハナダイモリもカメラを避けるクセがあります。彼らとしては、相当変な・不自然なモノに見えるということでしょうか?
そういえば陸棲・水棲にかぎらず(サイレンとアルビノのウパ、そしてアシナシイモリを除けば)、両生類の視力は結構良さそうな気がします。

2015年10月9日金曜日

11匹大?行進(ハナダイモリ)

※タイトルの「行進」が「更新」になってました。
如何に今まで更新をサボっていたかが偲ばれます…

満4歳、無事変態した11匹は今も全員元気です。
(残念ながら両親はともに鬼籍に入りました)

蓋を開けたり顔を近づけたりすると「餌だぁッ!」 と寄ってくるのですがカメラを向けると逃げ散るという不思議なメンタリティ。
…うちのレッドサラマンダーにソックリな奴がいたなぁ。そういえば。

思われてるよりも環境に対してタフで、今年の夏は平均水温27℃で調子も落とさず乗り切りました。
クーリングを全然していないせいか(当館は冬でも水温20℃あります)・それとも近親交配がまずい事を本能的に知っているのか、オメデタ話は1回※しかありません。
※去年の夏のこと。2、3個しか産まず、しかも水カビで全滅… 

名の由来となっている♂の尻尾の「縹色」、たしかにこれとか↓

これ↓なんかまさに「その色」で発情してなくてもずーっとそうです。
実は年がら年中発情していて嫌われているとかだったら悲しいですね…

でも(同じ親の子同士でも)個体差が激しくてこれ↓は尻尾の形状からして♂のはずなのですが、全く「縹」しておりません。理性派?

ちなみに一番大きいのが彼↑で全長は8cmくらい。

ご参考までに♀コンビ。アカハラとほぼおなじ形状です。


まあ、こんだけいるので増やそうとは思っておらず、今がちょうどよいのかもしれません。
コンパクトで場所取らず、餌食いよし、タフ、ホッペの赤丸が可愛い( ´∀`)となかなか素敵な11匹。長生きしてほしいなぁ。

2015年10月7日水曜日

お詫びと新メンバー紹介

 9月は更新をサボってしまいすいませんでした。
…と、(´・ω・`)ぽい顔のサイレンに謝らせる卑怯な館長
仕事とかがいろいろ大変だった上に、
パソコンとモデムがそれぞれ別の原因で同時に壊れる
という、中々得難くも全く嬉しくない体験などもありまして…
後継機購入・環境再現で経済的も肉体的にも疲れきってしまいました。
・モデムは通信会社が無償で交換してくれた(経年劣化だったらしい)
・データ類(文書・写真・音楽)は外付けディスクに保管する習慣だったので無事
だったのが本当に文字通りの不幸中の幸いでしたが…


そんな修羅場でも実は一匹「お迎え」していました。
超強者な方々はこの写真一枚で特定できる筈、と断言します!
正解は…
ファイアサラマンダーの基亜種(ウクライナ原産、ドイツCB)です。
お値段はフランスやスペインのお仲間たちより0がいっこ少なくてお得!
何となく、西欧よりも旧ソ連の方のモノの方が入手が面倒=高値、なイメージがあるのですが、基亜種が頑健&ドイツのブリーダー様達が頑張りまくった成果、ということなんでしょうか?

顔も模様もごくオーソドックス。全長は10cmほど。
どうもコオロギ一本で育ったようで、ピンセットからも食べてくれるのは有難いのですが、レプトミンやハニーワームには全く興味を示さず…
栄養もさることながら供給体制を考えると餌にはバリエーションを持たせたいところです。

飼育レイアウト(シェルターを外したところ)。
「陸棲」といわれる種でも水場が結構好きな種類(オビタイガー、レッド等)がいるので、小さくても水場を設けることにしておいたら、早速活用していただけました。

水洗派のようです。